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味噌汁
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おつけ
ふりがな文庫
“
味噌汁
(
おつけ
)” の例文
重助「それじゃア
此方
(
こっち
)
へおいでなさい、
何
(
なん
)
にも有りませんが茶飯が出来ましたから、
味噌汁
(
おつけ
)
でも
温
(
あった
)
めて
御飯
(
おまんま
)
を上げたいから。心ざす仏さまへ御回向なすって下さいな」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
彼が実家に帰ってから
後
(
のち
)
、こんな評が時々彼の耳に
入
(
い
)
った。しかし当時の彼は、御常が
長火鉢
(
ながひばち
)
の
傍
(
そば
)
へ坐って、
下女
(
げじょ
)
に
味噌汁
(
おつけ
)
をよそって遣るのを何の気もなく眺めていた。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
毛一筋も乱れない円髷の
艶
(
つや
)
も
溢
(
こぼ
)
さず、白粉の濃い襟を据えて、端然とした白襟、薄お納戸のその
紗綾形
(
さやがた
)
小紋の
紋着
(
もんつき
)
で、
味噌汁
(
おつけ
)
を
装
(
よそ
)
う
白々
(
しろしろ
)
とした手を、感に堪えて見ていたが
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「だが、宿は温泉だといっておいて赤湯だの、ぬる湯だのと、変な板かこいの小屋へ連れていって、魚の
御馳走
(
ごちそう
)
だといって、どじょうを
生
(
なま
)
のまま
味噌汁
(
おつけ
)
の
椀
(
わん
)
へ入れられたには——」
旧聞日本橋:08 木魚の顔
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
○「えゝ
味噌汁
(
おつけ
)
の中へ入れる汁の実」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“味噌汁”の解説
味噌汁(みそしる)は、日本料理における汁物の一つで、だしを味噌で調味した汁に、野菜や豆腐、麸や魚介類などの食品を実としたスープ様の料理である。御味御付(御御御付、おみおつけ)ともいう。
(出典:Wikipedia)
味
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
噌
漢検準1級
部首:⼝
15画
汁
常用漢字
中学
部首:⽔
5画
“味噌汁”で始まる語句
味噌汁椀