トップ
>
吹溜
>
ふきたま
ふりがな文庫
“
吹溜
(
ふきたま
)” の例文
座中は目で探って、やっと一人の膝、誰かの胸、別のまた
頬
(
ほお
)
のあたり、
片袖
(
かたそで
)
などが、風で
吹溜
(
ふきたま
)
ったように、
断々
(
きれぎれ
)
に
仄
(
ほのか
)
に見える。
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
疾
(
とう
)
のむかし、お別れになって、
灰神楽
(
はいかぐら
)
が
吹溜
(
ふきたま
)
ったような、手づくねの
蝋型
(
ろうがた
)
に指のあとの波の形の
顕
(
あら
)
われたのを、細工盤に載せたのを、半分閉じた目で
熟
(
じっ
)
と見まもって、ただ手は冴えても
ピストルの使い方:――(前題――楊弓)
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
吹
常用漢字
中学
部首:⼝
7画
溜
漢検準1級
部首:⽔
13画
“吹”で始まる語句
吹
吹聴
吹雪
吹上
吹出
吹聽
吹込
吹矢
吹掛
吹消