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吸物
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すひもの
ふりがな文庫
“
吸物
(
すひもの
)” の例文
博士は水つぽい
吸物
(
すひもの
)
を
啜
(
すゝ
)
りながら、江戸つ子に
附物
(
つきもの
)
の、東京以外の土地は
巴里
(
パリー
)
だらうが、天国だらうが、みんな田舎だと
見下
(
みくだ
)
したやうな調子で
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
汲
(
くみ
)
米を
炊
(
かし
)
ぎ村方大半
呼寄
(
よびよせ
)
ての
大饗應
(
おほふるまひ
)
故村の
鎭守
(
ちんじゆ
)
諏訪
(
すは
)
大明神の
神主
(
かんぬし
)
高原備前
(
たかはらびぜん
)
并びに醫師
玄伯等
(
げんぱくら
)
を上座に居て料理の
種々
(
くさ/″\
)
は
興津鯛
(
おきつだひ
)
の
吸物
(
すひもの
)
鰯
(
いわし
)
に
相良布
(
さがらめ
)
の
奴茹
(
ぬた
)
の大
鮃濱燒
(
ひらめはまやき
)
鰌
(
どぜう
)
の
鼈煑
(
すつぽんに
)
などにて
酒宴
(
さかもり
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
吸物
(
すひもの
)
は
吸
(
す
)
ひ尽した。小僧は『お
代
(
かは
)
りを』といつて、塗の剥げた盃をさしつけた。
松潜
(
まつくゞ
)
りは
既
(
も
)
う
楓
(
かへで
)
の枝に居らぬ。
茸の香
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“吸物(吸い物)”の解説
吸物(すいもの)は、だしを塩や醤油、味噌などで味付けたつゆを、魚介類や野菜などの実(み)とともに吸うようにした日本料理。羹(あつもの)とも呼び、酒の肴となる広義のスープ料理。
(出典:Wikipedia)
吸
常用漢字
小6
部首:⼝
6画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“吸物”で始まる語句
吸物椀
吸物膳