名匠めいしょう)” の例文
白粉刷毛おしろいばけったおせんのは、名匠めいしょう毛描けがきでもするように、そのうえ丹念たんねんになぞってった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
でも、さすがは名匠めいしょうの作、その円満柔和えんまんにゅうわなお顔だちは今にも笑いだすかと思われるばかり、いかなる悪人も、このお姿を拝しては、合掌がっしょうしないではいられぬほどにみえます。
怪人二十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
財務の名匠めいしょうたることは、戦陣の名将たる以上、人間としてむずかしいものとみえる。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)