トップ
>
可憐
>
いたいけ
ふりがな文庫
“
可憐
(
いたいけ
)” の例文
兄は、妹のそのようすに気がつくと、「このような、
可憐
(
いたいけ
)
な少女の心にも何かなやみと云ったようなものがあり得るものだろうか。」
田舎医師の子
(新字新仮名)
/
相馬泰三
(著)
南岸
(
みなみぎし
)
は崖になつてゐるが、北の岸は低く河原になつて、
楊柳
(
やなぎ
)
が密生してゐる。水近い
礫
(
こいし
)
の間には
可憐
(
いたいけ
)
な
撫子
(
なでしこ
)
が処々に咲いた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
南無冥加
(
なむみょうが
)
あらせたまへ!
多勢
(
おほぜい
)
育
(
そだ
)
てた
嬰兒
(
あかさん
)
の
中
(
うち
)
で
最
(
いっ
)
ち
可憐
(
いたいけ
)
であったはお
前
(
まへ
)
ぢゃ。
其
(
その
)
お
前
(
まへ
)
の
御婚禮
(
ごこんれい
)
を
見
(
み
)
ることが
出來
(
でく
)
れば、
予
(
わし
)
の
本望
(
ほんまう
)
でござります。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
おお指折り數へよ、この
可憐
(
いたいけ
)
な生のしるし
展望
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
可憐
(
いたいけ
)
な小い体を、提灯の火が薄く照らした。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
可
常用漢字
小5
部首:⼝
5画
憐
漢検準1級
部首:⼼
16画
“可憐”で始まる語句
可憐想
可憐也
可憐児
可憐相
可憐小女去邀賓
可憐春半不還家