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古箪笥
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ふるだんす
ふりがな文庫
“
古箪笥
(
ふるだんす
)” の例文
部屋の隅にある
古箪笥
(
ふるだんす
)
に眼をつけると立ち上がって、その上の何やら
斑点
(
しみ
)
のあるのを透して見た上懐ろ紙を出して静かに拭きました。
銭形平次捕物控:200 死骸の花嫁
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
古箪笥
(
ふるだんす
)
や
行李
(
こうり
)
などのあるそばで狭い猫の額のような庭に対して、なまりぶしの堅い煮付けでかれらは酒を飲んだり飯を食ったりした。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
徳さんは
痺
(
しび
)
れを切らして寝てしまったが、夜なかに眼をさましてみると、くに子は
古箪笥
(
ふるだんす
)
に
凭
(
もた
)
れて、坐ったまま眠っていたそうであった。
季節のない街
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
夜の目も寝ずに五十両たらずかと思うても、
矢張
(
やはり
)
まとまった金だ。持て帰って、
古箪笥
(
ふるだんす
)
の奥にしまって茶一ぱい飲むと直ぐ畑に出なければならぬ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
部屋の隅にある
古箪笥
(
ふるだんす
)
に眼をつけるとそつと立ち上がつて、その上の何やら
斑點
(
しみ
)
のあるのを透して見た上懷ろ紙を出して靜かに拭きました。
銭形平次捕物控:200 死骸の花嫁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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女房のお靜は、母親から讓られた自分の
古箪笥
(
ふるだんす
)
の中味の事などを考へて居りましたが、裸になつて賣つたところで、十兩と
纒
(
まと
)
まるかどうか、甚だ覺束ないことです。
銭形平次捕物控:183 盗まれた十手
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
箪
漢検準1級
部首:⽵
15画
笥
漢検準1級
部首:⽵
11画
“古”で始まる語句
古
古今
古渡
古河
古市
古風
古家
古物
古文書
古代