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古筵
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ふるむしろ
ふりがな文庫
“
古筵
(
ふるむしろ
)” の例文
これはまた余りに
情
(
なさけ
)
ない。町内の
杢若
(
もくわか
)
どのは、
古筵
(
ふるむしろ
)
の両端へ、
笹
(
ささ
)
の葉ぐるみ青竹を立てて、縄を渡したのに、幾つも
蜘蛛
(
くも
)
の巣を
引搦
(
ひっから
)
ませて、
商売
(
あきない
)
をはじめた。
茸の舞姫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
物皆終あれば
古筵
(
ふるむしろ
)
も
鳶
(
とび
)
にはなりけり。久しく苦しんでいる内に文三の屈托も遂にその極度に達して、忽ち一ツの思案を形作ッた。
所謂
(
いわゆる
)
思案とは、お勢に相談して見ようと云う思案で。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
そう言われた百姓は、どうしたら親たる人を捨て置いてそこを逃げ延びたものかと考え、
古筵
(
ふるむしろ
)
なぞを母にきせて介抱していると、ちょうどそこへ来かかった二人の浪士の発見するところとなった。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
筵
漢検1級
部首:⽵
13画
“古”で始まる語句
古
古今
古渡
古河
古市
古風
古家
古物
古文書
古代