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古手
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ふるて
ふりがな文庫
“
古手
(
ふるて
)” の例文
大森氏はためつすがめつ
髑髏
(
しやれかうべ
)
を見てゐた。
恰
(
ちやう
)
ど
梅雨
(
つゆ
)
時分の事で、
髑髏
(
しやれかうべ
)
からは官吏や会社の重役の
古手
(
ふるて
)
から出るやうな
黴臭
(
かびくさ
)
い
香気
(
にほひ
)
がぷんとした。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
おい大将、唖聾のまねなんざあもう
古手
(
ふるて
)
だぞ。この石倉の中の道具は何に使用するものか知ってるだろう。そんな無駄な世話を焼かすもんじゃない。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「私同様もう
古手
(
ふるて
)
ですけれど、一時は鳴らした陸軍の戦術家です。瀬戸君のお祖父さんのお弟子さんだそうですよ」
求婚三銃士
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
元宮様のほうは知らないけど、外交官の
古手
(
ふるて
)
ぐらいは出るらしいから、大公使はまんざら嘘でもないのよ。
姦(かしまし)
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
大通りで背の高い金髪の人が、君はユシュルー
上
(
かみ
)
さんを知ってるかって私に言いました。知ってる、シャンヴルリー街の
古手
(
ふるて
)
の後家さんでしょう、と答えると、こう言ったんです。
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
▼ もっと見る
古手
(
ふるて
)
の『人生觀』がこほんこほんと咳をして
展望
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
「畜生。今どきそんな
古手
(
ふるて
)
を食うものか。」
真鬼偽鬼
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
『
妾
(
めかけ
)
の
古手
(
ふるて
)
かも
知
(
し
)
れない。』
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
「ここ病院の
古手
(
ふるて
)
と違うか」
蠅男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
“古手”で始まる語句
古手拭
古手屋
古手桶
古手町
古手綱
古手買