どり)” の例文
本所には三百石どり以上の旗本で、稲葉氏を称したものが四軒ばかりあったから、親しくその子孫についてたださなくては、どの家かわからぬが、陸を庇護ひごした稲葉氏には、当時四十何歳の未亡人のもと
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)