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反古籠
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ほごかご
ふりがな文庫
“
反古籠
(
ほごかご
)” の例文
くしゃくしゃになった敷島の殻を
反古籠
(
ほごかご
)
に投げ込んで、ぬぎすてた着物も畳んだ。室が乱れていないのを見て、ほっと安心した。
或る少女の死まで
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
襤褸
(
ぼろ
)
商人の家の二階の
格子窓
(
こうしまど
)
の前の屋根の上に
反古籠
(
ほごかご
)
が置いてあって、それが格子窓にくくりつけてある。何のためか分らぬ。
車上の春光
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
見ると寝椅子の上に
古綿
(
ふるわた
)
のやうなものがあるので、ぶつ/\言ひながらそれを引つ掴むで
反古籠
(
ほごかご
)
のなかに
投
(
ほ
)
り込んだ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
しかしこの名刺は純一の為めに、引き裂いて棄てたり、
反古籠
(
ほごかご
)
に入れたりする程、無意義な物ではなかった。少くも即時にそうする程、無意義な物ではなかった。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
妻が外務省の
反古籠
(
ほごかご
)
の中から拾い集めておりました色々な報告によりまして(これもM男爵の所謂逆手段であったかも知れませぬが)満洲王
張作霖
(
ちょうさくりん
)
は、決してコンドル、及び
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
『ほととぎす』落掌、まず体裁の
以
(
ママ
)
外によろしく満足致し
候
(
そうろう
)
。実は小生は今少しケチな雑誌ならんと存じ「
反古籠
(
ほごかご
)
」なども少き方
宜
(
よろ
)
しからんとわざと少く致し候
処
(
ところ
)
甚だ不体裁にて御気毒に
存
(
ぞんじ
)
候。
子規居士と余
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
反
常用漢字
小3
部首:⼜
4画
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
籠
常用漢字
中学
部首:⽵
22画
“反古”で始まる語句
反古
反古紙
反古張
反古焚
反古裏
反古堆中