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卜者
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うらないしゃ
ふりがな文庫
“
卜者
(
うらないしゃ
)” の例文
あの
女
(
こ
)
はただ汚い変な乞食、
親仁
(
おやじ
)
、あてにならぬ
卜者
(
うらないしゃ
)
を、愚痴無智の者が
獣
(
けだもの
)
を拝む位な信心をしているとばかり承知をいたしておりましたので
政談十二社
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「許都に、
卜
(
うらない
)
の上手がいたな。どうも今度の病気はちとおかしい。ひとつ
卜者
(
うらないしゃ
)
に見てもらおうと思うのだが」
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
男は剣難の方がまだ男らしいじゃないか、この児は色が白うて弱々しいからそれで
卜者
(
うらないしゃ
)
から女難があると言われたのじゃ、けれども今から女難もあるまい、早くて十七八、遅くとも
二十
(
はたち
)
ごろから気を
女難
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
いきなり彼女の故郷へ踏みこんでいって、
町中
(
まちなか
)
に宿を取って、ひそかに動静を探ってみようかなぞとも考えたり、近所に住んでいる友人と一緒に、ある年取った坊さんの
卜者
(
うらないしゃ
)
に占ってもらったりした。
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「こら、
卜者
(
うらないしゃ
)
、予は必ず、末森へ向うぞよ。そのつもりで、心して
易
(
えき
)
を立てい」
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“卜者”の意味
《名詞》
占いをする人。易者。卜人。
(出典:Wiktionary)
卜
漢検準1級
部首:⼘
2画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“卜”で始まる語句
卜
卜筮
卜伝
卜部
卜占
卜居
卜筮者
卜定
卜斎
卜幽