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勢田
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せた
ふりがな文庫
“
勢田
(
せた
)” の例文
こんどの上洛では、特に道をかえて
勢田
(
せた
)
へかかった。それは夏の初めに、彼が設計して着手させておいた勢田の
長橋
(
ながはし
)
の工事が落成したとあるので
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
近江の湖水では
矢走
(
やばせ
)
の渡しがあるが、これを渡ることは禁ぜられていた。それは
比叡颪
(
ひえいおろし
)
の危険を慮かってのことであった。私どもも
勢田
(
せた
)
の長橋を渡って大津へ入込んだ。
鳴雪自叙伝
(新字新仮名)
/
内藤鳴雪
(著)
勢田
(
せた
)
では風邪でも引込んでるらしい血走つた眼をした夕陽を見た。
矢走
(
やばせ
)
では破けた帆かけ船を見た。三
井寺
(
ゐでら
)
では汽車の都合があるからといつて、
態々
(
わざ/\
)
頼んで十五分程早目に時の鐘を
撞
(
つ
)
いて貰つた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
蘭丸は、馬で
勢田
(
せた
)
村をすぎ、大津をこえ、三井寺の下でようやく秀吉の列に追いついた。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
勢田
(
せた
)
の西、
逢坂口
(
おうさかぐち
)
、
山科
(
やましな
)
と行くところに、たくさんな出迎えが雲集していた。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
勢
常用漢字
小5
部首:⼒
13画
田
常用漢字
小1
部首:⽥
5画
“勢”で始まる語句
勢
勢力
勢子
勢揃
勢州
勢多
勢込
勢至
勢源
勢至菩薩