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勘考
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かんこう
ふりがな文庫
“
勘考
(
かんこう
)” の例文
などと年来の功を
按
(
あん
)
じ、或いは日頃の人物に
勘考
(
かんこう
)
して、留守中の諸士にたいする恩賞の要務を
執
(
と
)
っているのだった。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「とくと、
勘考
(
かんこう
)
仕
(
つかまつ
)
りますが、
府内
(
ふない
)
へ到着するまでには、
未
(
ま
)
だ未だ
余日
(
よじつ
)
もあること。到着の上にて——」
大岡越前の独立
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
与吉もとんと
勘考
(
かんこう
)
がつかねえんだが、ウヘエッ! ぶらりと小金井に来ていやしてねえ、それからズウッととんだお荷物のしょいづめでございましたよ、いえ、全く
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
勘考
(
かんこう
)
の時間を刻込んで居ると、やっぱりあの位の若い綺麗なのがと云って、内儀はもはや事極ったように立って行ったが、ほどなく婢から
花次
(
はなじ
)
さんが参りますと告られた。
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
この処深く御
勘考
(
かんこう
)
遊ばされ、幕府諸藩を心服さする御処置急務と存じ
奉
(
たてまつ
)
り候。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
▼ もっと見る
斯く無造作に書並べて教うれば訳けもなきようなれども、是れが人間の天性に於て出来ることか出来ぬことか、人間普通の常識常情に於て行われることか行われぬことか、
篤
(
とく
)
と
勘考
(
かんこう
)
す可き所なり。
女大学評論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
泰親は眼をとじてしばらく
勘考
(
かんこう
)
していたが、やがて又
徐
(
しず
)
かに言った。
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「チェッ、奴らまだいやがる。乱暴
狼藉
(
ろうぜき
)
の仕放題。畜生ほんとにムカムカするなあ。どうかしてやらなけりゃあ気が済まねえ。これまでにした店だって、きゃつらのおかげでさびれてしまう。……あねご、
勘考
(
かんこう
)
はあるまいかね」
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“勘考”の意味
《名詞》
よく考えること。熟考。熟慮。
(出典:Wiktionary)
勘
常用漢字
中学
部首:⼒
11画
考
常用漢字
小2
部首:⽼
6画
“勘考”で始まる語句
勘考中
勘考方