“余日”の読み方と例文
旧字:餘日
読み方割合
よじつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「とくと、勘考かんこうつかまつりますが、府内ふないへ到着するまでには、だ未だ余日よじつもあること。到着の上にて——」
大岡越前の独立 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
奉じさせて、法勝寺の慧鎮えちん上人をさしくだしてみたらなどという儀は、あまりにも手ぬるすぎて、彼を増長せしめるばかりか、賊に軍備をかためさせる余日よじつを与えるだけでしかない
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)