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加番
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かばん
ふりがな文庫
“
加番
(
かばん
)” の例文
土井は両町奉行に出馬を命じ、同時に目附中川半左衛門、犬塚太郎左衛門を陰謀の偵察、与党の逮捕に任じて置いて、昼四つ
時
(
どき
)
に
定番
(
ぢやうばん
)
、
大番
(
おほばん
)
、
加番
(
かばん
)
の面々を呼び集めた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
初
(
はじめ
)
として
加番
(
かばん
)
には戸田
大隅守殿
(
おほすみのかみどの
)
同植村土佐守殿
町奉行
(
まちぶぎやう
)
には松平
日向守
(
ひうがのかみ
)
殿鈴木
飛騨守
(
ひだのかみ
)
殿
大番頭
(
おほばんがしら
)
松平
采女正
(
うねめのしやう
)
殿
設樂
(
したら
)
河内守殿
御目附
(
おんめつけ
)
御番
衆
(
しう
)
列座
(
れつざ
)
し
縁側
(
えんがは
)
には與力十人同心二十人
出役
(
しゆつやく
)
致しいと
嚴重
(
げんぢう
)
に
構
(
かま
)
へたり時に上段の
簾
(
みす
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
これ
丈
(
だけ
)
では守備が不足なので、幕府は
外様
(
とざま
)
の大名に
役知
(
やくち
)
一万石
宛
(
づゝ
)
を
遣
(
や
)
つて
加番
(
かばん
)
に取つてゐる。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
九つ時になると、両
大番頭
(
おほばんがしら
)
が先導になつて、土井は
定番
(
ぢやうばん
)
、
加番
(
かばん
)
の諸大名を連れて、城内を巡見した。門の数が三十三箇所、番所の数が四十三箇所あるのだから、随分手間が取れる。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“加番”の意味
《名詞》
江戸幕府の職名の一つ。大阪城、駿府城の定番である城番に加勢し、城を警護した者。
(出典:Wiktionary)
“加番”の解説
加番(かばん)は、江戸幕府における職名のひとつ。
(出典:Wikipedia)
加
常用漢字
小4
部首:⼒
5画
番
常用漢字
小2
部首:⽥
12画
“加番”で始まる語句
加番衆