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割腹
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かっぷく
ふりがな文庫
“
割腹
(
かっぷく
)” の例文
と、手分して尋ねて来ると、今し泥舟は
割腹
(
かっぷく
)
しようとしている態なので、あっと、人々は仰天して左右から彼の身へ飛びついた。
剣の四君子:04 高橋泥舟
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
このたびの儀は、備前家来
日置帯刀
(
へきたてわき
)
に謹慎を申し付け、下手人滝善三郎に
割腹
(
かっぷく
)
を申し付けたから、そのことを各国公使に告げるよう勅命をこうむった、と
認
(
したた
)
めてある。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
黄昏
(
たそがれ
)
の頃、独りで、裏山の
亡母
(
はは
)
の墓前へ行って、好きな横笛を吹いていたと思うと、その笛の音が途切れた頃、彼は、草の上に坐って、
割腹
(
かっぷく
)
していた。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
生き残った者も、
割腹
(
かっぷく
)
していた。——が、新介の死骸はなかった。
剣の四君子:02 柳生石舟斎
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、死後の処置まで命じ終ると、すぐ正坐して見事に
割腹
(
かっぷく
)
した。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
前代未聞な
割腹
(
かっぷく
)
である。
茶漬三略
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“割腹”の意味
《名詞》
割腹(かっぷく)
腹を切って命を絶つこと。切腹。屠腹。はらきり。
(出典:Wiktionary)
“割腹(
切腹
)”の解説
切腹(せっぷく、Seppuku)は、刃物などで自らの腹部を切り裂いて死ぬ自殺の一方法。腹切り(はらきり)・割腹(かっぷく)・屠腹(とふく)・伐腹(ばっぷく)・斬腹(ざんぷく)ともいう。日本では、主に武士などが行った独特の習俗。
海外でも日本独自の風習として知られ、「hara-kiri」や「seppuku」として辞書に掲載されている。
(出典:Wikipedia)
割
常用漢字
小6
部首:⼑
12画
腹
常用漢字
小6
部首:⾁
13画
“割”で始まる語句
割
割烹
割合
割拠
割籠
割箸
割符
割下水
割愛
割前