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剣呑
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けんのみ
ふりがな文庫
“
剣呑
(
けんのみ
)” の例文
旧字:
劍呑
おかみさんに会って聞きてえことがあると、厭な
台詞
(
せりふ
)
をいうじゃありませんか。疳にさわったから
剣呑
(
けんのみ
)
を食らわした処から、ツイあんなに大きな声をいたしましたんで。
瞼の母
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
俄盲目
(
にわかめくら
)
と馬鹿にして、あの
隣家
(
となり
)
のふんばり
婆
(
ばばあ
)
、さあさあ日が暮れたからお出かけよ……などと
瞞
(
だま
)
して
嬲
(
なぶ
)
ったらしい。なるほどなあどこの店でも、こいつア
剣呑
(
けんのみ
)
を食れる筈だ。
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
と鼻声になっている
女房
(
かみさん
)
に
剣呑
(
けんのみ
)
を食って、慌てて
遁込
(
にげこ
)
む。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「ふざけるねえ、朝っぱらから?」すぐにポンと
剣呑
(
けんのみ
)
を食った。
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“剣呑”の意味
《名詞》
危険と感じること。また、そのようなさま。
不安に思うこと。また、そのようなさま。
(出典:Wiktionary)
剣
常用漢字
中学
部首:⼑
10画
呑
漢検準1級
部首:⼝
7画
“剣”で始まる語句
剣
剣戟
剣突
剣幕
剣橋
剣山
剣術
剣菱
剣舞
剣槍