トップ
>
前金
>
ぜんきん
ふりがな文庫
“
前金
(
ぜんきん
)” の例文
又一つの年季と申しますると、一年も三年も
或
(
あるい
)
は七年も八年もございますが、何十円と定めまして、其の内
前金
(
ぜんきん
)
を
遣
(
や
)
ります。皆手金の前借が有ります。
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「続金色夜叉といへば、どこの本屋でも屹度
顫
(
ふる
)
ひつきますから事情を話して本屋から
前金
(
ぜんきん
)
を借り受けるんですね。えゝ、貸しますとも、それは屹度貸しますよ。」
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
それから
事務所
(
じむしよ
)
へ
行
(
い
)
つて
今
(
いま
)
までゐたんですが、
施療
(
せれう
)
は
村役場
(
むらやくば
)
の
證明書
(
しようめいしよ
)
のない
患者
(
くわんじや
)
には
絶對
(
ぜつたい
)
にできない
規定
(
きてい
)
だといふんです。だから十
日
(
か
)
分
(
ぶん
)
の
入院料
(
にふゐんれう
)
を
前金
(
ぜんきん
)
で
即時
(
そくじ
)
に
納
(
をさ
)
めろといふんです。
彼女こゝに眠る
(旧字旧仮名)
/
若杉鳥子
(著)
まア
此処
(
こゝ
)
で、三年も奉公して行きますからお願い申しますといって、証文の取極めをして、
前金
(
ぜんきん
)
も借りて来てあるのだから、是から行って麹屋で稼ぎ取りをして行こうと思うのだ
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
荒井町
(
あらいまち
)
の
秋田穗庵
(
あきたすいあん
)
さんと云うお医者様に診て戴きましたが、真珠の入る薬を付ければ治るけれども、それは高いお薬で貧乏人には
前金
(
ぜんきん
)
でなければ
遣
(
や
)
られないと仰しゃいましたけれど
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“前金(前金区)”の解説
前金区(チエンジン/ぜんきん-く)は高雄市の市轄区。
(出典:Wikipedia)
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
“前金”で始まる語句
前金具
前金物