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切懸
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きつかけ
ふりがな文庫
“
切懸
(
きつかけ
)” の例文
其麽
(
そんな
)
筈はないと自分で制しながらも、
斷々
(
きれ/″\
)
に、信吾が此女を
莫迦
(
ばか
)
に讃めてゐた事、自分がそれを兎や角冷かした事を思出してゐたが、腰を掛けるを
切懸
(
きつかけ
)
に
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
其麽
(
そんな
)
筈はないと自分で制しながらも、
断々
(
きれぎれ
)
に、信吾が此女を
莫迦
(
ばか
)
に讃めてゐた事、自分がそれを兎や角
冷
(
ひや
)
かした事を思出してゐたが、腰を掛けるを
切懸
(
きつかけ
)
に
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「だつて、
那麽
(
あんな
)
切懸
(
きつかけ
)
だつたんだもの。」と心で
辯疏
(
いひわけ
)
して見ても、
怎
(
どう
)
やら氣が落着かない。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
何がなしに自分の
行動
(
しうち
)
——紹介もなしに男と話をした事——が、はしたない様な、
否
(
いな
)
、はしたなく見られた様な気がして、『だつて、
那麽
(
あんな
)
切懸
(
きつかけ
)
だつたんだもの。』と心で
弁疎
(
いひわけ
)
して見ても
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
懸
常用漢字
中学
部首:⼼
20画
“切”で始まる語句
切
切支丹
切尖
切先
切羽
切々
切符
切歯
切迫
切通