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切岸
ふりがな文庫
“切岸”の読み方と例文
読み方
割合
きりぎし
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きりぎし
(逆引き)
本間、渋谷の手の者が、真っ先立って突き進み、堀の中へこみ入りこみ入り、忽ち
切岸
(
きりぎし
)
の下まで押し進み、
逆茂木
(
さかもぎ
)
を引きのけ打ち入ろうとした。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
上を見ると、大きな空は、いつの世からか、仕切られて、
切岸
(
きりぎし
)
のごとく
聳
(
そび
)
える左右の
棟
(
むね
)
に余された細い帯だけが東から西へかけて長く渡っている。
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
一人の老いさらぼうた
老翁
(
ろうおう
)
が、夕闇の
切岸
(
きりぎし
)
の端に腰かけて、遠くの方を見つめたまま、石像の様にじっとしているのだ。
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
切岸(きりぎし)の例文をもっと
(10作品)
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“切岸”の解説
切岸(きりぎし)とは、斜面を削って人工的な急傾斜の断崖とし、斜面下からの敵の侵入を防ぐために造られた防御施設の一つである。日本では鎌倉時代から戦国時代にかけての城、特に山城で多く造られた。
(出典:Wikipedia)
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
岸
常用漢字
小3
部首:⼭
8画
“切”で始まる語句
切
切支丹
切尖
切先
切羽
切々
切符
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検索の候補
石切河岸
“切岸”のふりがなが多い著者
夏目漱石
中里介山
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国枝史郎
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