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切々
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せつ/\
ふりがな文庫
“
切々
(
せつ/\
)” の例文
かう考へて、寢雪の
切々
(
せつ/\
)
と降りしきる音を聽きながら、義雄はぼんやりと横になつてゐる。午後十一時の時計を數へた。
泡鳴五部作:05 憑き物
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
その二音の繰返しが十度び位ゐも
切々
(
せつ/\
)
として繰返さるゝと、合の手見た樣に僅かに一度、もう一音を加へて三音に啼く。それをこぢつけて佛法僧と呼んだものであらう。
鳳来寺紀行
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
溪
(
けい
)
に沿ふて猶進むこと數歩、路は急に
兩傍
(
りやうはう
)
より迫れる小丘陵の間に
入
(
い
)
りて、溪聲俄かに前に高く、
鏜鏗
(
だうかう
)
たる響は
復
(
ま
)
た以前の
嘈々
(
さう/\
)
切々
(
せつ/\
)
たるに似ず、
訝
(
いぶか
)
りつゝも猶進めば、兩傍の丘陵は忽ち開けて
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
々
3画
“切”で始まる語句
切
切支丹
切尖
切先
切羽
切符
切歯
切迫
切通
切立