ヤイバ)” の例文
重代の重宝に、ヤイバ大刀タチ唐鞍カラクラ(家のゆづり、やいばの大刀。からくら。天よりふりたる宝にて)の二つがあつた。
愛護若 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
人間誰カ母ノ子ナラザル者アランヤ。シカアレ、御辺ノ情ニ対シテ、ク弓ナク、御辺ノ恩ニ向ツテヌルヤイバナシ。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
後の五郎の助六が、常に問題としてゐる友切丸は「愛護桜」では、ヤイバ大刀タチであつたものか。
愛護若 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)