“刃鳴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんめい50.0%
はなり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、雷喝した声は、まるで大樹も裂くばかりで、刃鳴じんめい一閃のもとに祖茂の首は飛んでしまった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
殊に剃刀かみそりは稀代の名人、撫でるようにそっと当ってしかもきぬを裂くような刃鳴はなりがする、とえたえて、いずれも紋床々々と我儘わがままを承知で贔屓ひいきにする親方、渾名あだな稲荷いなりというが
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)