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出物
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だしもの
ふりがな文庫
“
出物
(
だしもの
)” の例文
出物
(
だしもの
)
は、例に依つて日本側とロシア側の司令官の肖像幻灯にはじまり、無名戦死者の名前が無数に列挙された。そして順次に、両国の軍隊の輸送の光景を撮つた断片的の活動写真が映写された。
サクラの花びら
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
ようやくほっと安心するのは、楽手たちが席についてからであった。それでもまだ彼は、幕が上がって、ある晩のように、
出物
(
だしもの
)
を変えると述べられはすまいかと、最後の瞬間まで心配していた。
ジャン・クリストフ:03 第一巻 曙
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
見たりし盆興行は団菊両優は休みにて
秀調
(
しゅうちょう
)
染五郎
(
そめごろう
)
家橘
(
かきつ
)
栄三郎
(
えいざぶろう
)
松助
(
まつすけ
)
ら一座にて一番目は染五郎の『
景清
(
かげきよ
)
』
中幕
(
なかまく
)
は福地先生新作長唄
所作事
(
しょさごと
)
『
女弁慶
(
おんなべんけい
)
』(秀調の
出物
(
だしもの
)
)二番目家橘栄三郎松助の「
玄冶店大喜利
(
げんやだなおおぎり
)
」家橘栄三郎の『
女鳴神
(
おんななるかみ
)
』
常磐津
(
ときわず
)
林中
(
りんちゅう
)
出語
(
でがた
)
りなりき。
書かでもの記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
開演は一週に三度で、晩の六時から九時までだった。ジャン・ミシェル老人は一度も見物を欠かしたことがなく、どの
出物
(
だしもの
)
にたいしても同じ興味を示していた。一度孫をいっしょに連れてってやった。
ジャン・クリストフ:03 第一巻 曙
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“出”で始まる語句
出
出来
出入
出鱈目
出來
出会
出立
出逢
出掛
出雲