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出洒張
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でしゃば
ふりがな文庫
“
出洒張
(
でしゃば
)” の例文
『知らぬ顔していればよいのです。それを環ごとき若輩者が、
要
(
い
)
らざる
出洒張
(
でしゃば
)
りをしたればこそ、恥の
上
(
う
)
わ塗りをしでかしたのだ』
山浦清麿
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
『これ楠平。若党の
分際
(
ぶんざい
)
で、いらざる事に
出洒張
(
でしゃば
)
るな。もう御城下を出奔したからには、
男女
(
ふたり
)
の恋は命がけ、ここは二人が、恋に勝つか死ぬかの峠だ』
夕顔の門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「うんにゃ、おらは何も知らねえ。うちの
父
(
と
)
ッさんに叱られたよ、子供のくせに、大人の世界のことに
出洒張
(
でしゃば
)
るな、ヘタするとお
白洲
(
しらす
)
へ曳かれるぞッて」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「戸板で急いだほうが、はるかに、お楽であったろうに、小次郎めが、
出洒張
(
でしゃば
)
って、いらざる真似を」
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「よせ。そのような
出洒張
(
でしゃば
)
りは」
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
『なにさ?
出洒張
(
でしゃば
)
って』
山浦清麿
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
洒
漢検1級
部首:⽔
9画
張
常用漢字
小5
部首:⼸
11画
“出”で始まる語句
出
出来
出入
出鱈目
出來
出会
出立
出逢
出掛
出雲