“でしゃば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
出洒張50.0%
出娑婆30.0%
出裟婆20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『これ楠平。若党の分際ぶんざいで、いらざる事に出洒張でしゃばるな。もう御城下を出奔したからには、男女ふたりの恋は命がけ、ここは二人が、恋に勝つか死ぬかの峠だ』
夕顔の門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼女はかたづいた先の家で、種々いろいろな客にも接するらしい様子で、いやに出娑婆でしゃばるでもなく、と言って物にハニカムような風もなく、女らしいうちにもサッパリとした
(新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「……見ろ。これからソンナ出裟婆でしゃばった真似をするんじゃないよ」
少女地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)