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凸額
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でこ
ふりがな文庫
“
凸額
(
でこ
)” の例文
飛び出したお
凸額
(
でこ
)
の下には、
泪
(
なみだ
)
にあふれた腫れぼったい瞼があった。顔の色はこれがほんとの蒼いのだといいたいくらい不健康な色をしていた。
深夜の市長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
侯爵夫人はもとから春子夫人のお
喋舌
(
しやべり
)
とお
凸額
(
でこ
)
とが気に入らなかつたが、鳩山和夫氏が旧友を捨てて政友会へ入つてから一層それが
甚
(
ひど
)
くなつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「お重また怒ったな。——佐野さんはね、この間云った通り
金縁眼鏡
(
きんぶちめがね
)
をかけたお
凸額
(
でこ
)
さんだよ。それで好いじゃないか。何遍聞いたって
同
(
おんな
)
じ事だ」
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
自分の少しお
凸額
(
でこ
)
なのを気にしたり、子供の時に腫物を切つた頬の創痕を悲しんだりして居たが、考へれば、その時すでに姉は
情夫
(
をとこ
)
を拵へて居たのだ……。
世の中へ
(新字旧仮名)
/
加能作次郎
(著)
「お
凸額
(
でこ
)
や眼鏡は写真で充分だわ。何も兄さんから聞かないだって
妾
(
あたし
)
知っててよ。眼があるじゃありませんか」
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
自分は電報紙を持ちながら、是非共お
貞
(
さだ
)
さんを貰いたいという佐野のお
凸額
(
でこ
)
とその
金縁眼鏡
(
きんぶちめがね
)
を思い出した。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
凸
常用漢字
中学
部首:⼐
5画
額
常用漢字
小5
部首:⾴
18画
“凸”で始まる語句
凸凹
凸
凸起
凸出
凸形
凸面
凸字
凸凹路
凸面鏡
凸助