“公表”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおやけ50.0%
おもてむき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明治四十五年に、故人の日記が公表おおやけにされてからである。私は今更、夢の多かった生活、いつも居眠りをしていたような自分を恥じもするが——幾度かその日記をひもときかけてはめてしまった。
樋口一葉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
もとより看板をかけての公表おもてむき商買しょうばいでなかったせいか、うらないたのみに来るものは多くて日に四五人、少ない時はまるで筮竹をむ音さえ聞えない夜もあった。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)