公表おおやけ)” の例文
明治四十五年に、故人の日記が公表おおやけにされてからである。私は今更、夢の多かった生活、いつも居眠りをしていたような自分を恥じもするが——幾度かその日記をひもときかけてはめてしまった。
樋口一葉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)