公儀おかみ)” の例文
殺したなどとは無法むはふ云掛いひかけ然樣の覺えは更になし實に汝ぢは見下果みさげはてたる奴なり公儀おかみの前をもはゞからず有事無事ないこと饒舌しやべり立おのがことを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
公儀おかみへは遠乗りの途中暴れ馬が殿を乗せたまま雑木林に飛込み、木の枝で眼をつつかれた——と届出ているが、町人のもてあそぶ楊弓の矢で眼を一つつぶされては、何としても諦められない。
あづけるぞとのこる處無く差※さしづあつて原田大右衞門歸宅致しけるよつ公儀おかみ御詮議ごせんぎ行屆ゆきとゞきしものなりと人々感心したりけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
公儀おかみへは遠乘りの途中暴れ馬が殿を乘せたまゝ雜木林に飛込み、木の枝で眼を突かれた——と屆出てゐるが、町人のもてあそぶ楊弓の矢で眼を一つ潰されては、何としても諦らめられない。
殺害いたしたるおぼえ一かうに御座なく候と申立ければ大岡殿否々いな/\覺えの無とは云せぬぞ公儀おかみに於て證據しようこのなきことを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)