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入用
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い
ふりがな文庫
“
入用
(
い
)” の例文
「そうかえ、それはいいことをしておくれだったねえ。……来栖勘兵衛は強い男なのだから、わしには、どうしても
加担人
(
かとうど
)
が
入用
(
い
)
るのだよ」
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
けれども、負ける場合、どうかを考える丈の落付きは
入用
(
い
)
る。その意味で、自分は、実にヤワであったのだ。
日記:08 一九二二年(大正十一年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
それにはお宝が
入用
(
い
)
りますので。……
貴郎
(
あなた
)
様がそれを下さるという。有難いことでござりますよ。ではこの扉をあけましょう。ご自身にお入りなさりませ。ご自身に寝部屋へ参られませ
血ぬられた懐刀
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
私共がすでに自然の産物である以上、その親をしたうに何の批評が
入用
(
い
)
ろう
雨滴
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
「お医者に云われたことにするの。私も一緒に行かなければならないから、留守番が
入用
(
い
)
るでしょう? あの人じゃ、独りで置けないわ。ね。だから、れんを又呼んで、代って貰うことにするの」
或る日
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
▼ もっと見る
それがおかしゅうございます。晨子はもう西洋へ参ると申すのばかりが嬉しいものと見えましてね。……まるで子供のようでございますよ。彼方に参って役に立たないものは何も
入用
(
い
)
らないなどと呑気を
伊太利亜の古陶
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
乞食
(
ほいと
)
して暮しゃ、
家
(
ええ
)
も地面も
入用
(
い
)
んねえで、世話あねえわ!
禰宜様宮田
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
いくらあんな家だって貧
亡
(
ママ
)
ながら後取りは
入用
(
い
)
るわ。
お久美さんと其の周囲
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
けれども、ものも
入用
(
い
)
るときがある。
五月の空
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
“入用”の意味
《名詞》
何かの用に必要なさま。また、それに必要な費用。
(出典:Wiktionary)
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
用
常用漢字
小2
部首:⽤
5画
“入”で始まる語句
入
入口
入牢
入来
入水
入込
入交
入日
入相
入谷