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『五月の空』
ふりがな文庫
『
五月の空
(
ごがつのそら
)
』
一九二二年五月 或午後、机に向って居ると、私の心に、突然、或諧調のある言葉が、感情につれて湧き上った。 丁度、或なおしものの小説を始めようかとして居、巧く運ばないので苦しかったので、うれしく其を書きしるした。 後、折々、そう云う現象が起る。 …
著者
宮本百合子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「宮本百合子全集 第十八巻」新日本出版社、1981(昭和56)年5月30日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約11分(500文字/分)
朗読目安時間
約18分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
愛
(
いつ
)
如何
(
ど
)
止
(
とど
)
我
(
が
)
赫
(
かがや
)
入用
(
い
)
陰翳
(
かげ
)
籠
(
こ
)
私語
(
ささやき
)
眼
(
まなこ
)
滾々
(
こんこん
)
靭
(
しな
)
盲
(
めくら
)
犇々
(
ひしひし
)
故郷
(
ふるさと
)
地苔
(
こけ
)
只管
(
ひたすら
)