児様こさま)” の例文
かくまでふかいお二人ふたりあいだでありながら、お児様こさまとしては、若建王わかたけるおうばれる御方おかたがただ一人ひとり——それもたびからたびへといつも御不在勝ごふざいがちであっために
「おかくし遊ばしても不可いけません。そうして若お師匠様、あなたもうお児様こさまが出来ましたではございませんか。」
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)