みや)” の例文
自分一個の器用で手紙の文字や触書ふれがきの解釈ぐらいは人並み以上にやってのけるが、悲しいことには、こんなみやびやかな文字を見ると、男でありながらと
「あれは何事言ふぞ」と云へば、声引きつくろひて、「ほとけの御弟子に候へば、仏の撤上物給おろしたべと申すを、此御坊ごばうたちの惜み給ふ」と云ふ。花やかにみやびかなり。
濫僧考補遺 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
十六人の射手いてが今そこから馬場の中へ乗り込む光景は、綾錦あやにしきに花を散らしたような美しさであります。その十六人は、いずれもみやびたるよろい直垂ひたたれを着ていました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)