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傍若無人
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ばうじやくぶじん
ふりがな文庫
“
傍若無人
(
ばうじやくぶじん
)” の例文
談
(
はなし
)
がトンと
興
(
はず
)
まない。特に女中を
捉
(
つかま
)
へてキヤツ/\騒ぎ立てる支那人の
傍若無人
(
ばうじやくぶじん
)
さに、湯村は眉を
顰
(
ひそ
)
めてたゞガブ/\酒を
呷上
(
あふりあ
)
げて居る。
茗荷畠
(新字旧仮名)
/
真山青果
(著)
実際彼の如く
傍若無人
(
ばうじやくぶじん
)
な態度に出る人間が少かつたやうに、彼の如く他人の悪意に対して、敏感な人間も亦少かつたのである。
戯作三昧
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
何となく心重くなりたれば夜具の袖を挙げて一たび払ふに、大鬼小鬼其影を留めず消え失せぬ。
少時
(
せうじ
)
にして喧笑放語
傍若無人
(
ばうじやくぶじん
)
なる事、前の如し。
松島に於て芭蕉翁を読む
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
も恐れず
傍若無人
(
ばうじやくぶじん
)
の
言立
(
いひたて
)
なれば
越州殿
(
ゑつしうどの
)
にも不敵の
奸賊
(
かんぞく
)
なりと目を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
が、
肝腎
(
かんじん
)
の天神様へは
容易
(
ようい
)
に出ることも出来なかつた。すると道ばたに女の子が
一人
(
ひとり
)
メリンスの
袂
(
たもと
)
を
翻
(
ひるがへ
)
しながら、
傍若無人
(
ばうじやくぶじん
)
にゴム
毬
(
まり
)
をついてゐた。
本所両国
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“傍若無人”の解説
傍若無人(ぼうじゃくぶじん)は、人のことなどまるで気にかけず、遊び、騒いで勝手に振る舞うこと。また、そのさま「―な態度に腹が立つ」。
(出典:Wikipedia)
傍
常用漢字
中学
部首:⼈
12画
若
常用漢字
小6
部首:⾋
8画
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“傍若”で始まる語句
傍若