“傍腹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わきばら66.7%
ひばら33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
逐はれて未だ程なきに父も子もよわれりとみえ、我は彼等が鋭き牙にかけられてその傍腹わきばらを裂かるゝを見しとおぼえぬ 三四—三六
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
よく俗に袈裟けさがけということを言うがまさにそれで、右の肩から左乳下へかけてばらりずんとただの一太刀に斬り下げて見事二つになった胴体は左傍腹わきばら皮肌かわ一枚でかろうじて継がっていた。
ことばをはらざるに彼は傍腹ひばらに不意の肱突ひぢつきくらひぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)