便ちょうず)” の例文
チベットでは立ってお便ちょうずをすることは在家ざいけの男でなくてはほとんどやらないです。僧侶及び婦人、在家の男子でも少し心掛けのある者はみなつくもって小便をする。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
どうもその西北原でテントのはたでお便ちょうずをして居りますと恐ろしい犬が四、五疋取巻いて横で見物して居る。気味の悪い事と言ったら始めはなかなかお便ちょうずが容易に出ない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
ほとんどその容子ようす振りでじきに悟って決して病人には口をかせないようにして、お便ちょうずをしたいという様子が見えれば早速便器を当てがい、水が欲しけりゃ水を当てがうです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)