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佳節
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かせつ
ふりがな文庫
“
佳節
(
かせつ
)” の例文
佳節
(
かせつ
)
の客もみな帰って、梁中書は
蔡
(
さい
)
夫人と二人きりで、やっと私室にくつろいだ。そして夫人の杯に、
菖蒲酒
(
しょうぶざけ
)
を
注
(
つ
)
いでやりながら
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
赤穴は、「九月九日、
重陽
(
ちょうよう
)
の
佳節
(
かせつ
)
をもって帰ってくる日ときめましょう」とこたえる。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
こよいは
上元
(
じょうげん
)
の
佳節
(
かせつ
)
というので、親族や知己朋友が集まっていた。董承も病室ではあるが、吉例として
数献
(
すうこん
)
の酒をかたむけ、いつかとろとろと
牀
(
しょう
)
によって眠ってしまった。
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
五三
重陽
(
ここぬか
)
の
佳節
(
かせつ
)
をもて帰り来る日とすべし。左門いふ。
兄長
(
このかみ
)
必ず此の日をあやまり給ふな。一枝の菊花に
五四
薄酒
(
うすきさけ
)
を備へて待ちたてまつらんと、
互
(
たがひ
)
に
情
(
まこと
)
をつくして赤穴は西に帰りけり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
“佳節”の意味
《名詞》
よい季節。
めでたい日柄。祝日。
(出典:Wiktionary)
佳
常用漢字
中学
部首:⼈
8画
節
常用漢字
小4
部首:⽵
13画
“佳”で始まる語句
佳
佳人
佳肴
佳味
佳麗
佳什
佳酒
佳耦
佳境
佳子