“余資(よし)” の例文
余家君の余資(よし)に因つて、毎歳受用する所三十金に過ぎず。其の他親友の相憐を得るが為めに、少しく文雅に耽ることを得たり。百事倹省(けんせい)にあらずんば、豈今日の業を成んや。世人は余が実(じつ)を
僻見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
横になるより快(こころよ)く睡(ねむ)りけるが、妾は一度(ひとたび)渡韓(とかん)せば、生きて再び故国(ここく)の土を踏むべきに非(あら)ず、彼ら同志にして、果して遊廓に遊ばんほどの余資(よし)あらば、これをば借りて、途(みち)すがら郷里に立ち寄り
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)