“余資”の読み方と例文
読み方割合
よし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余家君の余資よしに因つて、毎歳受用する所三十金に過ぎず。其の他親友の相憐を得るが為めに、少しく文雅に耽ることを得たり。百事倹省けんせいにあらずんば、豈今日の業を成んや。世人は余がじつ
僻見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
横になるよりこころよねむりけるが、妾は一度ひとたび渡韓とかんせば、生きて再び故国ここくの土を踏むべきにあらず、彼ら同志にして、果して遊廓に遊ばんほどの余資よしあらば、これをば借りて、みちすがら郷里に立ち寄り
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)