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余喘
ふりがな文庫
“余喘”のいろいろな読み方と例文
旧字:
餘喘
読み方
割合
よぜん
88.9%
とばつちり
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よぜん
(逆引き)
ついきのうまでも、まだまだとのみ先を頼むの念は強かったに、今はわが生の
余喘
(
よぜん
)
も先の見えるような気がしてならない。
紅黄録
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
支那人は、
抑圧
(
よくあつ
)
せられ、
駆逐
(
くちく
)
せられてなお、
余喘
(
よぜん
)
を保っている資本主義的分子や、富農や意識の高まらない女たちをめがけて、贅沢品を持ちこんでくるのだ。
国境
(新字新仮名)
/
黒島伝治
(著)
余喘(よぜん)の例文をもっと
(8作品)
見る
とばつちり
(逆引き)
と云ふが頑として応ぜず、校友会雑誌などは猛烈に憤慨して、
余喘
(
とばつちり
)
を八方に
喰
(
くらは
)
したものである。斯う云ふ騒ぎの時であるから、丗七年春の早慶試合は空前の人気を喚起した。
野球界奇怪事 早慶紛争回顧録
(新字旧仮名)
/
吉岡信敬
(著)
余喘(とばつちり)の例文をもっと
(1作品)
見る
“余喘”の意味
《名詞》
息が絶えそうであるが、まだ息をしていること。虫の息。
(出典:Wiktionary)
余
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
喘
漢検1級
部首:⼝
12画
“余”で始まる語句
余
余所
余程
余裕
余燼
余韻
余計
余波
余所行
余所目
“余喘”のふりがなが多い著者
吉岡信敬
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
内田魯庵
林不忘
黒島伝治
大隈重信
伊藤左千夫
夢野久作
北大路魯山人