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何艘
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なんそう
ふりがな文庫
“
何艘
(
なんそう
)” の例文
が、樗牛の思索は移っていっても、周囲の景物にはさらに変化らしい変化がない。暖かい砂の上には、やはり船が
何艘
(
なんそう
)
も眠っている。
樗牛の事
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
しかしあれを初めての黒船と思ったのは間違いでした。考えて見ると遠い昔から
何艘
(
なんそう
)
の黒船がこの国に着いたかしれない。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
河野さんの話によると、日露戦争の当時、この附近に沈んだ船は
何艘
(
なんそう
)
あるか分らない。日本人が好んで自分で沈めに来た船だけでもよほどの数になる。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
その上河には、主のない小舟も、
何艘
(
なんそう
)
か、かかっているのだ。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
雑多な舟が
何艘
(
なんそう
)
となく
纜
(
もや
)
ってある。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
彼は海へ張り出した
葭簾張
(
よしずば
)
りの茶屋の手すりにいつまでも海を眺めつづけた。海は白じろと
赫
(
かがや
)
いた帆かけ船を
何艘
(
なんそう
)
も浮かべている。長い煙を空へ引いた二本マストの汽船も浮かべている。
少年
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
何
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
艘
漢検1級
部首:⾈
15画
“何”で始まる語句
何
何処
何時
何故
何人
何方
何卒
何處
何日
何事