“仲悪”の読み方と例文
読み方割合
なかわる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
意地でもはかりごとの裏かいてやりとうなりなさるし、あんな心にもないことして仲悪なかわるなった思いなさったら、なおのこと未練残って、どないぞして仲直りしたい
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
機を見るに敏なる趙秀才は革命党が城内に入ったと聞いて、すぐに辮子を頭の上に巻き込み、今までずっと仲悪なかわるで通したあの錢毛唐せんけとうの処へ御機嫌伺いに行った。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)
大きなデカおやじが、自分の頭程あたまほどもない先月生れの小犬ののみんでやったり、小犬が母の頸輪くびわくわえて引張ったり、犬と猫と仲悪なかわるたとえにもするにデカと猫のトラとはなつき合わしてたがいうたがいもせず
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)