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仰言
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おつしや
ふりがな文庫
“
仰言
(
おつしや
)” の例文
仰言
(
おつしや
)
つてゐられる事に使ふのであり、天子が臣下にお下しになるお言葉には、必ずくつついてゐた語に違ひない。
古代中世言語論
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
だけど、何んと
仰言
(
おつしや
)
つても親子ですもの。口先ではそんな冷たいことを仰云つてもお腹の中はさうぢやないと思ひますわ。今に屹度、お子さんが大きくなられたらあなたを
崖の下
(旧字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
だけど、
子供
(
こども
)
なんか
要
(
い
)
らないなどゝ
仰言
(
おつしや
)
るのは、
要
(
えう
)
するに
空虚
(
くうきよ
)
な
言葉
(
ことば
)
にちがひありません。
冬を迎へようとして
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
「意地の悪いこと、
仰言
(
おつしや
)
るものぢやありませんわ。田舎のホールが、おいやですの」
吹雪物語:――夢と知性――
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
「御冗談を
仰言
(
おつしや
)
つては困りますよ。私は決してそんな考へは起しません。」
マルクスの審判
(新字旧仮名)
/
横光利一
(著)
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「でもさうは
仰言
(
おつしや
)
らないのですもの」
田園の憂欝:或は病める薔薇
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
好色の戒めを
仰言
(
おつしや
)
るから
小熊秀雄全集-12:詩集(11)文壇諷刺詩篇
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
「それやならしてやらうと
仰言
(
おつしや
)
ればなりたうございます。」
マルクスの審判
(新字旧仮名)
/
横光利一
(著)
仰
常用漢字
中学
部首:⼈
6画
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
“仰”で始まる語句
仰
仰向
仰有
仰山
仰天
仰臥
仰々
仰付
仰反
仰飲