令二れいじ)” の例文
「ああ、おかあさんはどくだ。わたしはやくちつけてはたらくわ。令二れいじには、ちっともそんながないのだから、にくらしい!」
金歯 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ほんとうに、芝居しばいなんか、たくありません。おまえも、令二れいじも、そうやさしくいってくれます。それだけで、わたしは、もう、幸福こうふくなんです。」
金歯 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「じゃ、なければないで、自然しぜんがいちばんいいということになりますね。それなら、その金歯きんばっちまいましょう。」と、令二れいじは、いいました。
金歯 (新字新仮名) / 小川未明(著)