トップ
>
仗
>
よ
ふりがな文庫
“
仗
(
よ
)” の例文
一乗に帰依し三昧に
入得
(
につとく
)
するの正きに
仗
(
よ
)
り御坐しませ、宿福広大にして
前業
(
ぜんごふ
)
殊勝に渡らせたまふ御身なれば、一念〻頭の転じたまふを限に
弾指
(
たんし
)
転眴
(
てんけん
)
の間も無く
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
「は?」彼は覚えず身を
回
(
かへ
)
して、
丁
(
ちよう
)
と立てたる鉄鞭に
仗
(
よ
)
り、こは
是
(
これ
)
白日の夢か、
空華
(
くうげ
)
の形か、正体見んと為れど、酔眼の
空
(
むなし
)
く張るのみにて、
益
(
ますま
)
す
霽
(
は
)
れざるは
疑
(
うたがひ
)
なり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
その立つやこれに
仗
(
よ
)
り、その動くやこれに基づき、その進むやこれに
嚮
(
むか
)
う。
法窓夜話:02 法窓夜話
(新字新仮名)
/
穂積陳重
(著)
と、計りに計っていた孔明も、剣に
仗
(
よ
)
り、壇に歩して昼は必勝の祈祷をなし、夕べは血をそそいで諸将と決死の杯を酌み交わし、夜に入るや手分けを定めて、三軍、林のごとく待ちうけていた。
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
仗
漢検1級
部首:⼈
5画
“仗”を含む語句
兵仗
傔仗
烏仗那
儀仗
儀仗兵
仗馬
兵仗流行
器仗戎具