トップ
>
仕度
>
した
ふりがな文庫
“
仕度
(
した
)” の例文
扨
(
さて
)
宗觀は敵の行方が知れた処から、
還俗
(
げんぞく
)
して花車を頼み、敵討が
仕度
(
した
)
いと和尚に無理頼みをして観音寺を出立するという、是から敵討に成ります。
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
好きは好きだったが、しかし友人の
誰彼
(
たれかれ
)
のように、今直ぐ其真似は
仕度
(
した
)
くない。も少し先の事にしたい。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
と云ってカマをかけて
訊
(
き
)
くようなえごいことは
仕度
(
した
)
く無い女だ。小田島は思い切って聞いた。
ドーヴィル物語
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
せぬ者なかりしかば如何にも殘念なり此意趣晴を
仕度
(
した
)
けれ共彼奴は
勿々
(
なか/\
)
一通りの奴にあらず怖しい
手利
(
てきゝ
)
ゆゑ五人や十人では
迚
(
とて
)
も
叶
(
かな
)
ひ難し仲間の者を大勢
談合
(
かたらひ
)
早々追駈三里の松原にて
待伏
(
まちぶせ
)
なし彼奴を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
しかる上は生きてるうちが花と定めて、できることなら
仕度
(
した
)
い
三昧
(
ざんまい
)
を続けて暮そうという考えは、だんだんあやしくなって来た。何一つ自分の思うこととてできたものはない。
食魔
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
▼ もっと見る
新「少々お願いがございますが、
私共
(
わたくしども
)
は旅のもので此の通りの雨で難渋致しますが、どうか少々の間
雨止
(
あまやみ
)
を
仕度
(
した
)
いと存じますが、お邪魔でも此の軒下を拝借願い
度
(
た
)
いものでございまする」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お前と二人で悪い事を
仕度
(
した
)
くもないが、喰い方に困るものだから一緒にしたが、
昨日
(
きのう
)
私が
斯
(
こ
)
んな怪我をして、恐ろしい顔になったもんだから、
他
(
ほか
)
の女と乗り替える了簡で、旨くごまかして
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
仕
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
度
常用漢字
小3
部首:⼴
9画
“仕度”で始まる語句
仕度三昧