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仁慈
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なさけ
ふりがな文庫
“
仁慈
(
なさけ
)” の例文
そこにはまた葡萄の房が、店主の
仁慈
(
なさけ
)
で、通りすがりの人が無料で口に露気を催すようにと、人目に立つ鉤にぶら下げられていた。
クリスマス・カロル
(新字新仮名)
/
チャールズ・ディケンズ
(著)
鉄が親の気持もよかろし汝の寝覚めもよいというものだと心づけて下すったその時は、ああどうしてこんなに
仁慈
(
なさけ
)
深かろとありがたくてありがたくて私は泣きました
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
どこまでも弱い者を
愛護
(
かぼ
)
うて下さるお
仁慈
(
なさけ
)
深い御分別にも
頼
(
よ
)
り
縋
(
すが
)
らいで一概に厭じゃとは、たとえば真底から厭にせよ
記臆
(
ものおぼえ
)
のある
人間
(
ひと
)
の口から出せた言葉でござりまするか
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
嗚呼何様して
此様
(
こんな
)
に
仁慈
(
なさけ
)
深かろと有難くて有難くて私は泣きました、鐵に謝罪る訳は無いが親方の一言に
堪忍
(
がまん
)
して私も謝罪に行きましたが、それから
異
(
おつ
)
なもので何時となく鐵とは仲好になり
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
“仁慈”の意味
《名詞》
仁 慈(じんじ)
慈しみ深く、情けがあること。
(出典:Wiktionary)
仁
常用漢字
小6
部首:⼈
4画
慈
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
“仁”で始まる語句
仁
仁王
仁和寺
仁王立
仁王門
仁丹
仁和賀
仁義
仁田
仁清