“五指”の読み方と例文
読み方割合
ごし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しばらくすると、三千代は急に物に襲はれた様に、手をかほてて泣きした。代助は三千代のさまを見るにしのびなかつた。ひぢいてひたひ五指ごしうらかくした。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
いと白くたをやかなる五指ごしをひらきて黄金おうごん目貫めぬきキラキラとうつくしきさやぬりの輝きたる小さき守刀まもりがたなをしかと持つともなくのあたりに落してゑたる、鼻たかき顔のあをむきたる
竜潭譚 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)