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五合
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ごんつく
ふりがな文庫
“
五合
(
ごんつく
)” の例文
五両と三両
纏
(
まとま
)
った、
穀
(
こく
)
の代を頂いたんで、ここで泊込みの、湯上りで
五合
(
ごんつく
)
極
(
き
)
めた日にゃ、
懐中
(
ふところ
)
も
腕車
(
くるま
)
も
空
(
から
)
にして、
土地
(
さと
)
へ帰らなけりゃならねえぞ。
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
五合
(
ごんつく
)
ふるまわれたお
庇
(
かげ
)
にゃ、名も覚えりゃ、人情ですよ。こけ勘はお里が知れまさ、ト
楫棒
(
かじぼう
)
へ
掴
(
つかま
)
った形、腰をふらふらさせながら前のめりに
背後
(
うしろ
)
から
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
手前その病気だけは治さないと
不可
(
いけね
)
えぜと、
私
(
わっし
)
あこれでも
偶
(
たま
)
にゃあ親身になっていうんです、すると何と、殺されても恨まないから
五合
(
ごんつく
)
買っとくんなさい、とこうでしょう
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
なんという
木念人
(
ぼくねんじん
)
だろう、因業な寒鴉め、といったところで仕方もないかい。ときに爺さん、手間は取らさねえからそこいらまでいっしょに
歩
(
あゆ
)
びねえ。
股火鉢
(
またひばち
)
で
五合
(
ごんつく
)
とやらかそう。
夜行巡査
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
五合
(
ごんつく
)
を三杯半に平げると
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
五
常用漢字
小1
部首:⼆
4画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“五合”で始まる語句
五合庵
五合樽